|
Vol. 5
issued May 22
全日本ラリー選手権第3戦KYOTO南丹ラリー
北村インプレッサ、今回も「全開」ならず
〜
松岡孝典インプレッサが5位入賞、北村は7位に終わる 〜
今年も開幕からのターマック3連戦の最終ラウンドとなったKYOTO南丹ラリーは、昨年まで勝負の鍵となっていたダムサイドステージの高速部分がかなりカットされ、全体としてみれば個々のSS距離が短く比較的低速な構成。しかしその結果、落葉や砂が多く緩急のリズムがつかみにくいTatsunori
Passや、道幅が狭いうえにクレストが多く路面には苔が生えているRurikei
など、トリッキーで気の抜けないステージの比重が高くなった。
幸いラリー当日は爽やかな快晴に恵まれたとはいえ、これらのステージの攻略が容易でないことには変わりがない。
そのトリッキーなSS1で、ディフェンディングチャンピオン勝田範彦が早くもコースアウト、リタイアし、ラリーは波乱含みのスタートとなった。SS1を制したのは、前戦はSS2で姿を消した石田正史で、そのわずか0.5秒落ちで奴田原文雄が続く。この難しいステージではペースノート作成経験の差が出たか、北村和浩はたった4.79kmでトップ石田正史から5秒近くも遅れて首を傾げた。
SS2は、今回のラリーでは最も高速なダムサイドのステージ。ここでも石田と奴田原が1-2を奪ったが、4位にニシオガレージ製インプレッサに乗る松岡孝典が食い込んできた。わずかとはいえ松岡に遅れをとった北村は、これで焦ったのか次のSS3であろうことかスピン。コース上での切り返しで約10秒をロスしてしまった。いっぽうSS2でペースをつかんだ松岡は、SS3とSS5を石田、奴田原に次ぐ3番手タイムで上がり、セクション1終了時点には合計タイムでも総合3位に浮上した。
セクション2に入っても松岡のペースは落ちず、3位をキープ。いっぽう北村は徐々に上位との差を縮め、SS10終了時点には3位の松岡まであと1.6秒の4番手までポジションを回復した。ところがつづくSS11でクルマを石垣に激しくぶつけてまたもや後退。残りのSSは3本、約15kmしかなく、6位入賞すら
厳しい状況となってしまった。
今回は全日本ラリーとしては珍しくナイトステージが採用され、セクション3は日が暮れてからの走行となる。白昼でも難しいステージがさらに難度を増すなか、石田正史がスパートして一気に奴田原を突き放し、SS13終了時点で勝利をほぼ手中にした。
他方、松岡は暗くなった途端にスピードが落ち、2本を走行して6番手まで転落。しかし最終SSダムサイドのステージで田口幸宏を僅差でかわして5位に滑り込んだ。北村は7位まで順位を戻すのがやっとだった。
昨年、松岡はこのラリーで全日本のターマックスペシャリスト松井孝夫を逆転して5位を獲得しており、今年その順位を越えるという目標は達成できなかった。しかしベテランの田口幸宏や、JN3で2年連続チャンピオンを獲得したのち昨年JN4にステップアップした横尾芳則、また全日本ラリー初参戦とはいえ全日本ジムカーナ選手権のトップドライバー古谷哲也などと最後まで勝負しつづけた経験は、貴重な財産となったことだろう。
全日本ラリー選手権は次の第4戦からグラベルイベントとなる。北村には、この転換点を不運と不調の連鎖を断ち切るきっかけとしてほしいものだ。
競技結果(完走37台/出走44台)
|
総合順位 |
クラス順位 |
クルー |
車両 |
合計タイム |
1位との差 |
|
1位 |
JN4-1位 |
石田正史/澤田茂 |
DL テイン マルシェ ランサー |
41:48.7 |
|
|
2位 |
JN4-2位 |
奴田原文雄/小田切順之 |
ADVAN−PIAAランサー |
42:01.1 |
0:12.4 |
|
3位 |
JN4-3位 |
横尾芳則/安東貞敏 |
POTENZA KYB ランサー |
42:25.7 |
0:37.0 |
|
4位 |
JN4-4位 |
古谷哲也/横川紀仁 |
DL Winmax ランサー |
42:28.2 |
0:39.5 |
|
5位 |
JN4-5位 |
松岡孝典/木村裕介 |
ニシオガレージDLインプレッサ |
42:44.5 |
0:55.8 |
|
6位 |
JN4-6位 |
田口幸宏/佐藤忠宜 |
ADVAN−PIAA KYB ランサー |
42:45.6 |
0:56.9 |
|
7位 |
JN4-7位 |
北村和浩/竹下紀子 |
アーレスティDL・KYBインプレッサ |
42:56.6 |
1:07.9 |
|
Date |
2008年5月17日 |
|
Weather |
Leg1 晴れ |
|
Place |
京都府南丹市・
南丹市園部公民館スタート&府民の森ひよしフィニッシュ |
|
Data |
SS14本、SS総距離 56.93km、ターマック、ドライ |
|
Results |
各SS別リザルトがKYOTO南丹ラリーの公式ウェブサイトに掲載されています。
全SSのタイム一覧表は、JRCAホームページのイベントレポート欄からダウンロードできます。 |
|